いまアニメが大ピンチ〜ノイタミナ、その新しい挑戦〜(簡易レポ)
- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: Blu-ray
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にも関わらず数百人は入る教室にこれだけのアニメファンが詰めかけるとは・・・しかも、監督じゃなくてプロデューサーの講演会とはw
みんな筋金入りのアニメファンですね(笑)
結構真面目な話だったので、今回はネタ無しの要点だけざっと書き連ねます。
( )←かっこの内容は俺の注釈です。
なお、細かな言い回しの違いはうろ覚えの記憶をたどってるので間違ってたらごめんなさい。
・ノイタミナは日テレ深夜と大人向けアニメの間くらいの立ち位置
・ノイタミナのプロデューサーは複数居るわけだが今回のゲストである、山本幸治氏は少女漫画好きで、元々パラダイスキスをアニメ化させたかった。
・パラキスとハチクロ同時に企画したが、とりあえずパラダイスキスはなんらかの形にしようという話が出てた。
・パラダイスキスを作る上で呼びかけてみたら、AvexとSonyMusicが名乗りをあげた。
・このころはほとんどAsmik ACE(制作会社ね)
・日テレは元々ジブリとの協力関係があり、社風的にアニメも大事なコンテンツとして捉えていて、羨ましい。
・暗い作品が多いわけだが、良い作品が作れればいいんじゃないか?という社風があるようだ。
・日テレ深夜マッドハウス若手の登竜門的な
・MADとIGとも関係が強くうらやましい。
・エヴァ以降、急速にキッズアニメから、大人向けへパッケージ販売で回収という枠ができてきた
・エヴァ以前は視聴率のみでの回収
・ハチクロ、パラキス、Ayakasi、獣王星、ハチクロ2までがだいたい第一期ノイタミナ
・ハチクロパラキスの次がいきなりホラーになったのはプロデューサーが違うから、完全に好み。
・この頃はまだ景気が良くて、プロデューサーのやりたい企画ができた。
・働きマン、のだめ、モノノ怪、もやしもん、墓場鬼太郎この辺が第二期
・モノノ怪は凄く売れた、DVDBOX15000セット売れた。
・墓場鬼太郎は元々フジテレビに居た古参プロデューサーからの熱望により実現
・本当はホラーは最初から墓場鬼太郎がやりたかったが、流石に反対意見が出た
・図書館戦争、西洋骨董洋菓子店、のだめ巴里編、GENJI、東のエデンまでが三期
・GENJIまでは結果オーライというか、まだクリエティブ優先でやりたいからやってた
・東のエデンはクリエティブ、プランがいままでは対立関係にあったが、エデンからプロジェクトが大きくなり、そうも言ってられなくなった。
・エデンは墓場鬼太郎の頃から企画していた
・空中ブランコは評判は良かったんだが、まったく売れなかった。
・ノイタミナでは最低でも一万本は売ろうという意識があった。
・二万本でヒットだと思っている、でも今だと一万本でもヒットなんだろう。
・本当に売れないDVDは100本のとかもある、ノイタミナではないよ。
・空中ブランコはあれだけ売れたモノノ怪の監督なのに、まったく売れなくて困った
・一般の人はDVDはまったく買ってくれない
・ノイズは消滅しそうだった、ノイタミナと二本でやるよりは、ひとまとめにしてブランドの強化
・ノイタミナとしては業界を牽引という気はない
・アニメと一般ユーザーへの架け橋、広がりに貢献したい
・テレビ東京とはある意味真逆の貢献
・おねがいランキングがノイタミナの裏番なわけだが、制作費なんて1/10以下なんじゃないだろうか? しかし視聴率は二倍
・スポンサーよりの制作なのに、それに視聴者がよしとしてることに驚き
・ながら見できるくらいがいいのか
・エロや腐アニメ増えすぎ、このままでは業界に未来が無い。
(マニア向けに特化しすぎると、ジャンルが縮小するのはゲーム業界も同じだよね)
以下、質問コーナーから
・ノイタミナではある程度の熱量を見込める作品かどうかが、制作の判断基準
・フラクタルもある程度の熱量を期待している、ヤマカンも・・・w
・ノイタミナは業界用語っぽい言い回しから決めた、最初はキングオブアニメとか金亀みたいな名前だった
・おお振り、デュラララはうちでもやりたかった。(このプロデューサーさんはオトメンですねw)
・OPEDは妥協せずに決めているが、たまにズレる時はある。
自分たちでは、勿論いけると思ってやっている。
(↑正直、ここは歯切れがちょっとわかるかった。 やっぱり当然ある程度のオトナの事情も働くのでしょうか?)
(最初の頃はクリエティブ主導で、意外なことにあまり商売のことは考えていなかったようです、本格的に動きはじめたのは、東のエデンあたりから?)
と、簡単にですが、こんなお話でした。